年明けコラム 小話 2019_01_20

弊社コラムに気づいていただいている、わずかな数のマニアックな皆様、ずいぶん遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。年明け最初の投稿と言うことなので。
どちらかというと思想的には西暦にを用いることに違和感を感じている筆者個人としましては、複雑な部分が全くないというわけではないのですが、とりあえず現代日本においては、おそらく一年で一番めでたい年の節目であります。

細かいことにいちいち疑問を抱いては、見方によってはゲリラとも言えそうな批判的な発言を繰り返してきた筆者ですが、実はずいぶん前から、なんだかそういうことって、どっちでもいいような気がしていることを白状しておきます。

時間という概念に縛られがちな人類、特に日本人はその傾向が強いように思えます。作業効率、成長前提の資本主義、スピードが求められるビジネスの世界。やむを得ない部分は当然あるのですが、既に多くの人たちがお気づきのように、少しだけ、いつもよりゆっくり、のんきに構えてみる姿勢を持つことで、思わず運気が好転することもあるのでしょう。

極端な物の見方は歪みを生み、必ず近い未来にその代償を払うことになることは、どうやら宇宙の法則ようです。何事も、バランス感覚が大切なのでしょう。何事も、適度に用いるのがいい。これはキリスト教の聖人、聖ボナベントラの発言にあった思想の一部だと記憶しています。

今さら釈迦に説法なのですが、ものごとはなるようになるのでしょう。一喜一憂は健全なメンタルの持続に悪影響をもたらすでしょう。

時間はいまこの瞬間も、たんたんと過ぎていく。未来はいつまでたっても未来のまま。過去の再来は現代の技術では見込みはたっていない。あるのはいまこの瞬間のリアリティーだけ。それを夢中で楽しまない限り、真の充実は訪れないのでしょう。

心踊る、身の丈の毎日を、大切な家族、友人と過ごし、幸福な今を生きていこう。

2019 皆の平穏な毎日を願いながら。

本年も、よろしくお願いいたします。

2019-01-20
Tigris.inc Shuni Matsuo

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